フカセ釣りではドングリのような形をした円錐ウキ(ドングリウキ)をよく使います。
棒ウキを使うこともありますが、メインのウキは糸がウキの中を通る円錐ウキです。
円錐ウキには「0」「G2」「3B」等といった表示がされています。
なんだか難しそう、、、
簡単な法則を理解してしまえば覚えなくても大丈夫です!
この記事で解説していきます。
ウキの選び方の参考にもなると思います!
この記事では、この表示の意味と仕掛けに使うガン玉の重さの関係について解説します。
この記事で分かる事
- 浮力・重さ表示「0」「G2」「3B」などの意味
- 余浮力(残浮力)について
- ガン玉・オモリの重量表
浮力・重さ表示「0」「G2」「3B」などの意味
「0」「G2」「3B」等これらは全て、海水でのウキの浮力(浮き上がろうとする力)を表しています。
「0」はウキ単体でギリギリ浮いてる状態で、少しでも重り(ガン玉など)や潮、ラインの抵抗等の力が加わると沈みます。
この「0」を基準として「G2」「3B」と浮力が大きくなり、投げサビキ等で使うような大きな発泡スチロールのウキの浮力になると、1号以上のものもあります。
この「G2」「3B」といった表示は、ガン玉やオモリにも同じ表示がされています。
このウキの浮力表示と同じ重さ表示のガン玉の力が加わると力が釣り合います。
ここがポイント!
- ウキの浮力表示=ガン玉の重さ表示
考え方は簡単だね!
浮力が釣り合った状態であれば、水中の魚に余計な浮力や違和感を感じさせず、針に付いたエサを喰わせることができます。
つまり、ウキ止めで仕掛けが止まる半誘導仕掛けでは、ウキの下に浮力表示と同じ重さのガン玉を付ければOKです。
ここから話が少し複雑になります。
厳密には針やエサの重さ、道糸が受ける潮や風の抵抗、海水の塩分濃度によって、ウキの浮力と同じ重さのガン玉を付けてもウキが浮きすぎてしまったり、沈んでしまったりで釣り合わないこともあります。
例えば、大雨の後の海では塩分濃度が低くなるので、「G2」のウキに「G2」のガン玉を付けてもウキが沈んでしまうこともあります。
あくまでも、ウキの浮力と同じガン玉の重さの力がかかると釣り合うということになります。
ここがポイント!
- ウキの上への浮力と同じ力が下にかかると釣り合う
このポイントで言ってることは最初の「ここがポイント!」の本質です!
ウキ止めが無いのでイメージが難しいかもしれませんが、ウキ止めを使わない全誘導仕掛けでも同じことが言えます。
海中の仕掛けが潮によって引っ張られる力や、ガン玉の重さや、その他要素による下への力の合計に、ウキの浮力を合わせることで釣り合います。
ここがポイント!
- 仕掛けの重さや潮の流れ等の下への力に、ウキの浮力を合わせると釣り合う
上記の「ここがポイント!」は全て同じ意味です。
余浮力(残浮力)について
大体のウキには余浮力が設定されています。
余浮力?またややこしい言葉が・・・
余浮力とは、各ウキの浮力表示に加えて少しだけ余裕を持たせている浮力のことです。
例えば、私がよく使うキザクラのウキの余浮力はG3(ジンタン3)=0.25グラムに設定されています。
「3B」と表示されたキザクラのウキの実際の浮力は「3B」+「G3」となっています。
これは仕掛けの重さハリス+針+付けエサが大体「G3」なので、それを加味(余浮力を設定)したウキであれば、ウキの浮力表示のガン玉を付ければギリギリ浮き、それ以上であれば沈むという風に設定されています。
キザクラのウキの浮力は、仕掛け分(J3)を加味した表示となっております。
ウキの表示の浮力の錘を付けて浮き、それ以上なら沈む。
釣り人に分かりやすい浮力表示となるよう、工夫しています。
出典:キザクラ
これが分かりやすいかどうかは人それぞれですが、各ウキメーカーの考え方だと思います。
余浮力の設定はウキのメーカーによってまちまちです。
浮力表示はあくまで目安!
結局のところ、ウキやガン玉の浮力・重さの表示を参考にして、それを基準に釣り場で仕掛けを組みます。
そして、ウキをどのくらい浮かせるのか、または沈めていくのかを微調整していくことになります。
例えば、前日の大雨で海水の塩分濃度が下がっている場合などもありますし、そうするとウキは思った以上に浮いてしまいます。
ウキの浮力表示は絶対ではなく、あくまで目安として考える方が良いと思います。
ここがポイント!
- ウキの浮力表示はあくまで目安!
あまり厳密に計算したり考えたりしなくても大丈夫です!
結局、最後は現場合わせってことですね!
ガン玉・オモリの重量表
ウキの浮力を考えて仕掛けを組際に、ガン玉やオモリを1つだけつけるのであればウキの浮力表示を参考にすればいいですが、ガン玉を何個か段打ちする際には以下の重さ表を参考にします。
ここで注意したいのは、例えば「2B」のオモリの重さは「B」+「B」にならないことです。
また、暗記する必要はない、というか出来ないので、この換算表を見ながら調整すればOKです。
注意
- サイズ表示と重さは比例していない
- 誤:「2B」≠「B」+「B」 / 正:「2B」=「B」+「G3」
ガン玉・オモリ重量表の便利な持ち運び方
こんなの全部覚えれないです~
ですね。。。
釣り場でいちいち携帯で検索するのも面倒なので、便利な持ち運び方をご紹介します!
私は釣研のホームページで紹介されている重量表をライフジャケットのポケットサイズにラミネートして釣り場に持って行ってます。
ラミネートすると水にぬれても大丈夫だし、汚れた手で触っても後できれいにふき取ることが出来ます。
また、いちいち携帯を取り出して検索しなくていいので効率的です。
ラミネートは100均のセリアで売られているセルフラミネートを使っています。
重量表はインターネットで検索すると色々なものが出てくるので、好きなものを使えばOKです。
もちろんこのブログ記事に掲載している私が作成した重量表を印刷して使っていただいてもOKですよ!
まとめ
この記事のまとめです。
まとめ
- ウキの浮力表示=ガン玉の重さ表示
- ウキの浮力表示はあくまで目安
- 最終的には現場合わせ
- ガン玉のサイズ表示と重さは比例していない
- 例:「2B」=「B」+「G3」/「2B」≠「B」+「B」
- 重量表の持ち運びはセリアのセルフラミネートが便利
どんなに厳密に計算した仕掛けでも釣りの相手は自然なので、その現場の状況に応じてウキやガン玉を使い分けていく必要があります。
場数を踏んで自分なりに色々試していけば、だんだんと感覚で分かってくるようになります。
あまり深く考えず、とにかく色々試してみることが重要です!!
おわり!
このブログについて
このブログでは広島の釣りとアウトドアレジャーに関する役立つ情報を様々な切り口でご紹介していきます。
関連記事もチェック頂ければ嬉しいです。
では、くれぐれも安全第一で、ライフジャケットを必ずでは、くれぐれも安全第一で、ライフジャケットを必ず着用して楽しい釣りライフを!