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【釣り道具】必須!|海に落ちたら助からない?生死を分けるライフジャケットの必要性!

2022年1月27日

「釣り人が海へ転落し死亡」

「夜釣り中に転落 病院で死亡確認」

初夏から秋にかけて水周りの遊びが増えてくる季節によく目にする記事です。

あんまり、自分には関係ないかな。。

ウキ
ガン玉

ちょっと待って!!万が一海に落ちたら本当に助からない!

自分の大事な人の為にもライフジャケットは絶対に必要です!

海に転落して助からない人の多くが、ライフジャケットを着用していないことが多いです。

釣りを始めるための道具として、もちろん竿やリールなどの道具も必要ですが、ライフジャケットは優先して揃えるべき必須道具です。

一昔前は堤防で釣りをしている人で見かけることは少なかったですが、最近はファミリーフィッシングなどでも着用している方を見かけるようになりました。

サムネイル写真のライフジャケットは、私が使用しているシマノのXEFOゲームベストです。

軽くてポケットも多く動きやすくておすすめです。

防水チャックの付いたポケットもあり、そこには夜釣り用のヘッドライトや携帯電話等濡れたらいけないものを入れています。

ライフジャケットは安全を守るだけでなく、便利な釣り道具でもあります!

この記事では、ライフジャケットの必要性についてご紹介します。

この記事で分かる事

  1. 海に落ちた時の生存率
  2. 海に落ちた時の状態とライフジャケットの必要性
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海に落ちると助からない確率は約半分 50%!

※以下の数値は調査年や場所によってバラつきはあります。

海上保安庁が発表している統計データでは、海難事故として通報があった転落の内、助かった人の割合は大体40%~60%で推移しています。

つまり、海に落ちたら約半数の人が助かりません。

ひぃえぇええ~~怖くなってきた・・・

ウキ

また、転落者のうちライフジャケットを付けていない人の割合が約75%、そのうち助かった人の割合は約50%です。

一方、転落者のうちライフジャケットを付けている人の割合が約25%、そのうち助かった人の割合は約75%です。

この割合を高いと思うか低いと思うかは人それぞれですが、個人的にはかなり高いと感じます。

加熱用の牡蠣を生で食べて当たるよりも高い確率で、ライフジャケット無しで海に落ちたら助からないということです!(分かりにくいですかね・・・汗)

「落ちる」と「飛び込む」は違う!落ちた時の頭の中と焦り

私が大学の実習で航海をしている時によく言われていたことは、「海に落ちる=助からない」です。

ライフジャケットを着用せず海に落ちる、特に生身で夜の海に落ちた場合は99.9%助からないと言われていましたし、本当に助かっていないのが現実です。

海に落ちるというのは、自分が予期していない状況で突然気づいた時には海の中という状況です。

釣りをしている時に海に飛び込もうとする人はいないと思いますので、ここでは「落ちる」を前提にお話しします。

実際に落ちたら分かるのですが、自らの意思で海に飛び込むのとは、海中でのパニック度合いが決定的に違います

海に落ちた時に感じる焦りが、以下のようなことです。想像するだけで恐ろしいです。

海に落ちた時の焦り

  • 海に落ちたという現実を認識できない
  • どこから落ちたか、どの方向が海面か上下左右が分からない
  • 何故か息が出来ない
  • 息をしようと海水を飲んでしまいパニック

この時、ライフジャケットを着用していると、当たり前ですが強制的に体(頭部)が浮いてくることと、着用していること自体で冷静さを保てることが出来ます。

海に落ちた時の人間の状態 ライフジャケットの必要性!

海に落ちた時の人間の状態はどうなっているでしょうか?

大きく分けると3つあり、「冷静」「溺れる」「気絶」です。順番に見ていきましょう。

いずれのパターンもライフジャケットを付けていれば、生存確率は格段に上がります!!

言い換えれば、これがライフジャケットの必要性です!

冷静パターン

何事もなく冷静のパターンですが、ライフジャケットを付けていない状態でこの状態の人はまずいないと思います。

アメリカ特殊部隊の人のような特別な訓練を受けた人だけでしょう。

ただし、ライフジャケットを付けていた場合は、自分がライフジャケットを付けているという意識があるので、冷静でいられることも多いと思います。

溺れるパターン

パニックになってしまうパターンです。ライフジャケットを付けていない場合は、このパターになることが多いです。

基本的に溺れている人は助けられません。

大人でも小学生の溺れている子供を助けられないと言われています。

ライフジャケットを付けていない場合は、自分の子供が溺れていくのを眺めるか、助けに行って子供と一緒に溺れるかしかありませんが、ライフジャケットを付けている場合は助けに行くことが出来ます。

また、溺れる人は静かに溺れます。少し子供から目を離した隙に静かに溺れてしまっている可能性もあります。

気絶パターン

海に落ちた際にテトラなどで頭を打ったり、ショックで気絶してしまうパターンです。

こうなるとどんなに強靭な精神力を持っていても、オリンピックの水泳選手並みの運動能力を持っている人でもライフジャケットを付けていないと助かりません

ライフジャケットを付けていれば、強制的に頭部が浮きますので一時的には大丈夫です。

夜や冬の海で一人で落ちて気絶してしまうと、ライフジャケットを付けていても助かるまでに低体温症で亡くなってしまう場合もあります。

助かるまでの時間を稼ぐことができるので生存率はライフジャケットを付けていない場合よりも高いです。

まとめ ライフジャケットの必要性

海に落ちないことが一番ですが、万が一落ちた場合はライフジャケットの着用が生死を分けます!

釣りは多くの人にとっては所詮趣味です。

自分の為にももちろんですが、大事な人の為にも高々趣味で命を落とすなどあってはいけません。

釣りをするときは必ずライフジャケット着用でお願いします!!

おわり。

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このブログについて

このブログでは広島の海釣り(特にフカセ釣り)とアウトドアレジャーに関する情報を様々な切り口でご紹介しています。

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では、くれぐれも安全第一で、ライフジャケットを必ず着用して楽しい釣りライフを!

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  • この記事を書いた人

ガン玉

フカセ釣りが好きな、ムッスコ×1とムッスメ×1の父
広島県の海が近い町で生まれ育つ
広島県在住
釣り歴約20年
全層沈め(全誘導沈め)がメイン
好きな針は「がまかつ 掛りすぎチヌ」

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